クーラントは、ラジエーターが極寒時に凍結するのを防ぎ(凍結防止)、極暑時に過熱するのを防ぎます(過熱防止)。
また、冷却システムの錆や腐食を防ぎます。
DENSOは2種類のクーラント、ロングライフクーラント(LLC)とスーパーロングライフクーラント(SLLC)を提供しています。
LLC | SLLC |
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凍結防止
凍結防止特性を持つことにより、クーラントは、凍てつくような気象条件でも液体として装置内を循環し続け、エンジンを冷却して損傷を防ぎます。
過熱防止
暑い気候や長時間運転する状況で、クーラントは沸騰することなく液体として循環し続け、エンジンを冷却します。
錆と腐食の防止
錆や腐食は、ラジエーターやその他のエンジン部品(ウォーターポンプ、サーモスタット、ラジエーターキャップ、ホース、継手など)を損傷させる可能性があります。その結果、ラジエーターの効率が低下し、過熱の発生につながります。腐食によって穴が生じ、クーラントの漏れにつながる可能性もあります。
スーパーロングライフ *
DENSO SLLCを使用すれば、交換の頻度が少なくなります。これにより、さらに節約が可能です。
メーカー |
製品 |
色 |
LLC交換のタイミング |
|
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トヨタ |
S-LLC |
ピンク |
新車:7年(または160,000km) |
|
LLC |
赤 |
新車:3年 |
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ホンダ |
S-LLC |
青 |
新車:11年(または200,000km) |
|
LLC |
緑 |
新車:3年 |
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日産 |
S-LLC |
青 |
新車:7年(または160,000km) |
|
LLC |
緑 |
新車:3年 |
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三菱 |
S-LLC |
青 |
新車:9年(または180,000km) |
|
LLC |
緑 |
新車:5年 |
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マツダ |
S-LLC |
緑 |
新車:9年(または180,000km) |
|
LLC |
緑 |
新車:3年 |
||
スバル |
S-LLC |
青 |
|
|
LLC |
|
新車:3年 |
||
スズキ |
S-LLC |
青 |
新車:7年(または150,000km) |
|
LLC |
緑 |
新車:3年 |
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ダイハツ |
S-LLC |
ピンク |
新車:3年 |
プレミックス *
不純物を含む水はクーラントの性能に影響を及ぼす可能性があります。プレミックスにより使用する水の品質が保たれます。
* SLLC専用
リザーブタンクは、自然蒸発量が2年間で最大600mlになることを想定して設計されています。
自然蒸発量は年間約300mlです。
クーラントが不足すると、オーバーヒートを起こす可能性があります(エンジンを冷却するための十分なクーラントがないため)。
クーラントの交換時期でなくても、リザーブタンク内のクーラントレベルが低い場合には、クーラントの補充をお勧めします。
車を長期間運転していると、防錆剤が減少し、エチレングリコール(不凍液のベース)が酸化されてしまいます。
さびの発生や金属の腐食、水垢の蓄積が生じる場合があります。
クーラントの機能が低下すると、エンジンが損傷し、オーバーヒートを起こす場合があります。
通常SLLCは、少なくとも4年間または60,000kmにわたって性能を維持するよう設計されています。交換時期については、上の表または車のマニュアルを確認してください。
Q:この製品を他の製品と混合して使用できますか?
A:いいえ。他の製品と混ぜないでください。他のメーカーの製品は、SLLCの性能を低下させ、エンジン内部の冷却システムに損傷を与える可能性があります。
Q:リザーブタンク内のSLLC残量が少ない場合、水を追加しても大丈夫ですか?
A:いいえ。この製品は既に希釈されているため、そのまま全交換または補充にお使いいただけます。残りの液体が少なくなったら、この製品を薄めずに追加できます。水を加えると、SLLCの濃度が30%未満に低下し、凍結を引き起こしたり、腐食防止性能に影響を与えたりする可能性があります。
Q:使用時の適切なLLC濃度はどれくらいですか?
A:通常は30%です。寒冷地では50%です。濃度が高すぎる(65%以上)場合には凝固点が上昇します。したがって、適切な濃度で使用する必要があります。上記のチャートを参照してください(「pre-mix」プロパティで、正しいプレミックスレベルを確認してください)。
Q:温暖な地域の場合、30%未満の濃度で使用すると何か問題はありますか?
A:はい。凍結防止性能は十分なレベルに維持できたとしても、腐食防止の性能が不十分になる可能性があります。
Q:購入時に使われていたクーラントと異なる色のクーラントを使用できますか?
A:違う色のクーラントを混ぜても問題は起こりません。クーラントの色が元の色ではなくなるだけです。ただし、SLLCにLLCを混ぜると、クーラントの性能はLLCのものになります。